Pythonのargparseとjson.loadsを組み合わせることで、コマンドライン引数として辞書を受け取ることができます。これは、設定ファイルやパラメータファイルをJSON形式で用意し、それをコマンドラインから直接読み込む際に非常に便利です。
具体的な使用方法は以下の通りです。
import argparse
import json
# argparseのパーサを作成
parser = argparse.ArgumentParser()
# JSON形式の文字列を受け取る引数を追加
parser.add_argument('-d', '--my-dict', type=json.loads)
# コマンドライン引数を解析
args = parser.parse_args()
# 辞書として利用
mydict = args.my_dict
このコードでは、-d
または--my-dict
という名前のコマンドライン引数を定義しています。この引数の型(type
)にjson.loads
を指定することで、この引数がJSON形式の文字列を受け取り、それをPythonの辞書として解析します。
この機能を利用することで、コマンドライン引数として複雑なデータ構造を簡単に渡すことができます。また、JSONは人間にとって読み書きが容易であるため、設定ファイルやパラメータファイルを作成する際の選択肢の一つとして考えられます。
以上、Pythonのargparseとjson.loadsを組み合わせた使用方法について説明しました。この組み合わせを活用して、より柔軟なコマンドラインインターフェースを作成してみてください。