Pythonのargparseモジュールは、コマンドライン引数の解析を容易にする強力なツールです。しかし、特定のシナリオでは、引数の解析方法を微調整する必要があります。その一つが、ダブルダッシュ(--
)セパレータの後に続くすべての引数を取得することです。
ダブルダッシュ(--
)は、Unix系のOSで一般的に使用され、引数と生の入力を区別します。この機能は、argparseモジュールでもサポートされています。
以下に、ダブルダッシュ(--
)セパレータの後に続くすべての引数を取得するためのコードスニペットを示します。
import argparse
parser = argparse.ArgumentParser()
parser.add_argument('--foo')
parser.add_argument('--bar')
parser.add_argument('remaining', nargs=argparse.REMAINDER)
args = parser.parse_args()
args.remaining = " ".join(args.remaining)
このコードでは、argparse.REMAINDER
を使用して、ダブルダッシュ(--
)セパレータの後に続くすべての引数を取得します。これにより、--foo 1 --bar 2 -- --foo 4 --bar 14
のようなコマンドライン引数を適切に解析できます。
このテクニックは、他のコマンドに引数を渡す必要がある場合など、特定のシナリオで非常に便利です。ただし、この方法を使用する際は注意が必要です。なぜなら、この方法は一部のユーザーにとっては直感的でないかもしれないからです。
以上が、Pythonのargparseモジュールとダブルダッシュ(--
)セパレータの使用方法についての簡単なガイドです。この情報がPythonのコマンドライン引数の解析を理解するのに役立つことを願っています。