Pythonのargparse
モジュールは、コマンドライン引数の解析を簡単にするための強力なツールです。この記事では、argparse
の相互排他的な引数について詳しく説明します。
相互排他的な引数とは何か?
相互排他的な引数とは、一連の引数の中で一度に一つだけ指定できる引数のことを指します。これは、特定のオプションが他のオプションと同時に使用できないようにするためのものです。
argparseでの相互排他的な引数の設定方法
argparse
では、add_mutually_exclusive_group()
メソッドを使用して相互排他的な引数を設定できます。以下にその使用例を示します。
import argparse
parser = argparse.ArgumentParser()
group = parser.add_mutually_exclusive_group()
group.add_argument("-v", "--verbose", action="store_true")
group.add_argument("-q", "--quiet", action="store_true")
args = parser.parse_args()
上記のコードでは、-v/--verbose
と-q/--quiet
の二つの引数が相互排他的に設定されています。つまり、これらの引数は同時に指定することができません。
注意点
現時点では、argparse
の相互排他的な引数グループは、add_argument_group()
のtitle
とdescription
引数をサポートしていません。
以上、Pythonのargparse
モジュールで相互排他的な引数を設定する方法について説明しました。この機能を利用することで、より柔軟で使いやすいコマンドラインインターフェースを作成することが可能になります。