Pythonのargparse
モジュールは、コマンドライン引数の解析を簡単に行うためのツールです。この記事では、argparse
を使って特定の関数を呼び出す方法について説明します。
argparseとは?
argparse
はPythonの標準ライブラリで、コマンドライン引数を受け取る処理を簡単に実装できます。例えば、以下のようなコマンドライン引数を受け取ることができます。
$ python program.py test.txt --alpha 0.01
関数を呼び出す
argparse
を使って特定の関数を呼び出すためには、引数と関数をマッピングする辞書を作成します。以下にその例を示します。
import argparse
def showtop20():
print("Showing top 20...")
def listapps():
print("Listing all apps...")
FUNCTION_MAP = {'showtop20' : showtop20, 'listapps' : listapps}
parser = argparse.ArgumentParser()
parser.add_argument('command', choices=FUNCTION_MAP.keys())
args = parser.parse_args()
func = FUNCTION_MAP[args.command]
func()
このコードでは、FUNCTION_MAP
という辞書を作成して、コマンドライン引数と関数をマッピングしています。argparse
のadd_argument
メソッドを使って、command
という引数を追加し、その選択肢をFUNCTION_MAP
のキーに設定します。そして、parse_args
メソッドを使って引数を解析し、選択されたコマンドに対応する関数を呼び出します。
この方法を使えば、コマンドライン引数に基づいて特定の関数を呼び出すことができます。これにより、スクリプトの機能を拡張し、異なる関数を呼び出すことが可能になります。
まとめ
この記事では、Pythonのargparse
モジュールを使って、コマンドライン引数に基づいて特定の関数を呼び出す方法について説明しました。この方法を使えば、スクリプトの機能を簡単に拡張することができます。引数と関数のマッピングを管理することで、コードの整理と再利用が容易になります。