Pythonのargparseモジュールは、コマンドライン引数を簡単に扱うためのツールです。このモジュールの中には、store_true
とstore_false
という特別なアクションがあります。
import argparse
parser = argparse.ArgumentParser()
parser.add_argument('--foo', action='store_true')
parser.add_argument('--bar', action='store_false')
上記のように設定すると、コマンドライン引数--foo
が指定された場合、foo
はTrue
になります。逆に、--bar
が指定された場合、bar
はFalse
になります。これらの引数が指定されなかった場合、foo
はFalse
、bar
はTrue
となります。
これらのアクションは、フラグとしての引数を扱う際に非常に便利です。例えば、ある機能をオン/オフするためのフラグをコマンドライン引数として設定することができます。
import argparse
parser = argparse.ArgumentParser()
parser.add_argument('--enable-feature', action='store_true')
args = parser.parse_args()
if args.enable_feature:
print("Feature is enabled")
else:
print("Feature is disabled")
上記のプログラムでは、--enable-feature
引数が指定された場合、特定の機能が有効になります。指定されなかった場合、その機能は無効になります。
このように、argparseモジュールのstore_true
とstore_false
アクションを使用することで、コマンドライン引数をフラグとして簡単に扱うことができます。これにより、プログラムの挙動を柔軟に制御することが可能になります。