Python Dashは、Flask、React、PlotlyをベースにしたWebアプリケーションフレームワークで、データ可視化に優れています。以下に、基本的な使い方と便利なテクニックを紹介します。
Dashのインストール
Dashはpipを使って簡単にインストールできます。
pip install dash==0.39.0
最初のDashアプリケーション
以下に、最初のDashアプリケーションの作成方法を示します。
import dash
import dash_core_components as dcc
import dash_html_components as html
app = dash.Dash(__name__)
app.layout = html.Div(
children=[
html.H1('Hello Dash'),
dcc.Graph(
id="first-graph",
figure={
'data': [
{'x': [1,2,3,4], 'y':[3,2,4,6], 'type': 'bar', 'name': '東京'},
{'x':[1,2,3,4], 'y':[2,4,3,2], 'type': 'bar', 'name': '大阪'}
],
'layout': {
'title': 'グラフ1 東京 対 大阪'
}
}
)
]
)
if __name__=='__main__':
app.run_server(debug=True)
このコードは、東京と大阪のバーチャートを表示するシンプルなDashアプリケーションを作成します。
Dashの特徴と便利なテクニック
Dashは、Webアプリケーションのプロトタイプを開発する際や、社内利用のアプリなら十分に使えます。しかし、大規模なアプリケーションには向かないかもしれません。その場合は、DjangoやFlaskの利用を検討してみてください。
また、Dashアプリは一度app.layoutを読み込むと、ページをロードしても初回の情報を覚えています。ロードするたびにapp.layoutを更新するには、「app.layout = 関数名」にします。
import datetime
import dash
import dash_html_components as html
def serve_layout():
return html.H1('The time is: ' + str(datetime.datetime.now()))
app.layout = serve_layout
if __name__ == '__main__':
app.run_server(debug=True)
このコードは、ページをロードするたびに現在の時間を表示するDashアプリケーションを作成します。
以上が、Python Dashの基本的な使い方と便利なテクニックの一部です。詳細な情報や最新の情報は、公式ドキュメントや各種オンラインリソースを参照してください。