Pythonでは、エラーはプログラムが期待通りに動作しない状況を指します。その中でも、「例外」は特定の状況で発生するエラーで、通常のフローを中断します。しかし、これらの例外は適切に処理(例外処理)することで、プログラムの完全な停止を防ぐことができます。

Pythonでは構文エラー(syntax error)と例外(exception)の2種類のエラーが存在し、これらは区別されます。構文エラーとは、その字の通り構文として誤りがある場合に発生するエラーです。一方で、構文が正しくてもプログラム実行中に発生するエラーは例外と呼びます。

例外処理のとき、exception()でログを出力するとスタックトレースとともに詳細なログが出力されます。よって、例外処理のときはexception()を、それ以外のときはerror()を使うと良いということでした。

try:
    # 何かの処理
except Exception as e:
    logger.exception(e)

上記のように、exception()を使うと、エラーが発生した場所や原因など、詳細な情報をログとして出力することができます。これにより、エラーの原因を特定しやすくなります。

一方、error()は一般的なエラーメッセージを出力します。これは、特定のエラーが発生したときにそのエラーについての情報をログとして出力します。

logger.error('何かのエラーが発生しました。')

このように、exception()error()はそれぞれ異なる目的で使用されます。例外処理の際にはexception()を、それ以外のエラーメッセージの出力にはerror()を使用します。

投稿者 admin

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