PythonのマイクロWeb開発フレームワークであるFlaskと、テンプレートエンジンのJinja2を使用してWebアプリケーションを開発する方法について説明します。
Flaskとは
FlaskはPython用のマイクロWeb開発フレームワークです。RubyのSinatraに似ているとも言えます。Flaskのインストールや使い方については他の記事でも説明されています。
Jinja2とは
Jinja2はFlaskだけでなく、Djangoのフロントエンド側で記述できる言語で、HTMLと組み合わせて使われます。HTMLのタグをプログラム言語のように扱えるロジックを組み込むことができます。
FlaskとJinja2の基本的な使い方
以下に、FlaskとJinja2を使用した基本的なWebアプリケーションの作成方法を示します。
from flask import Flask, render_template
app = Flask(__name__)
@app.route("/")
def hello():
return "Hello World!"
@app.route("/index")
def index():
message = 'sample_string'
return render_template('index.html', message=message)
上記のコードでは、Flaskのアプリケーションを作成し、2つのルートを定義しています。一つ目のルート"/"は、アクセスがあった場合に"Hello World!"を返します。二つ目のルート"/index"は、index.htmlをレンダリングし、その際にmessageという名前の変数をテンプレートに渡します。
このmessage変数は、Jinja2のテンプレート内で次のように使用できます。
<body>
<div class="container">
<div class="header">
<h3 class="text-muted">Sample Page</h3>
{% if message %}
<p>{{message}}</p>
{% endif %}
</div>
</div>
</body>
上記のHTMLコードでは、message変数が存在する場合、その値を<p>タグ内に表示します。
以上が、PythonのFlaskとJinja2を使用した基本的なWebアプリケーションの開発方法です。これを基に、より複雑なWebアプリケーションを開発することが可能です。.