Pythonのlogging
モジュールは、プログラムの動作中にログメッセージを出力するための標準ライブラリの一部です。この記事では、Pythonのlogging
モジュールの基本的な使い方について解説します。
ログとは
ログは、プログラムの実行中に起こった出来事の記録です。ログが残ることで、バグが起きたときにエラーが発生した理由を特定したり、ある時点での変数の値を確認したりといったことができます。
ログレベル
ログの種類をErrorやDebugのようにレベル分けが出来ます。loggingモジュールを使うと、どのレベルからログとして残すかを選択出来ます。例えば開発中はDebugまでの全てを出力し、プログラムが出来てからはInfo以降を出力するといった具合です。
loggingモジュールの使い方
loggingモジュールの基本的な使い方は以下のようになります。
import logging
# ログの出力名を設定
logger = logging.getLogger('custom_logger')
# ログをコンソール出力するための設定
sh = logging.StreamHandler()
logger.addHandler(sh)
# log関数でログ出力処理
logger.log(20, 'info')
logger.log(30, 'warning')
このコードを実行すると、以下のような出力が得られます。
info
warning
以上がPythonのlogging
モジュールの基本的な使い方になります。より詳細な情報や使用例については、公式ドキュメントや他のチュートリアルを参照してください。