Pythonのord
関数は、文字をUnicode値に変換する関数です。この関数は、OpenCVでよく使われます。特に、キーボード入力を処理する際によく使われます。
OpenCVのwaitKey
関数は、ユーザーがキーを押すのを待つ関数です。この関数は、押されたキーのASCIIコードを返します。しかし、このASCIIコードは、直接的にはあまり役に立ちません。なぜなら、我々が通常使うキーボードのキーとは異なる値を持つからです。
ここでord
関数が役立ちます。ord
関数を使うと、特定のキー(例えば、’q’)のASCIIコードを取得できます。そして、waitKey
関数の結果とord
関数の結果を比較することで、特定のキーが押されたかどうかを判断できます。
以下に、OpenCVとord
関数を使ったサンプルコードを示します。
import cv2
cap = cv2.VideoCapture(0)
while True:
ret, frame = cap.read()
cv2.imshow('frame', frame)
# 'q'キーが押されたらループを抜ける
if cv2.waitKey(1) & 0xFF == ord('q'):
break
cap.release()
cv2.destroyAllWindows()
このコードは、ウェブカメラからの映像を表示し、’q’キーが押されると終了します。cv2.waitKey(1) & 0xFF == ord('q')
の部分がキー入力を処理しています。
以上がPythonのord
関数とOpenCVの使い方についての説明です。この情報がPythonとOpenCVの学習に役立つことを願っています。.