Pythonでは、異なるデータ型間での操作を行う際には、適切なデータ型への変換が必要となります。特に、文字列(str)と整数(int)の間での変換は、多くのプログラムで頻繁に行われます。
データ型変換の必要性
Pythonの演算子は、オペランドの型によって異なる動作をします。例えば、文字列の加算(”5″ + “7”)は結果として文字列の連結(”57″)を行いますが、整数の加算(5 + 7)は算術の加算(12)を行います。
これらの間違った結果を避けるためには、適切なデータ型に変換する必要があります。
a = "5"
b = "7"
print(a + b) # これは文字列の57を出力します
a = int(a)
b = int(b)
print(a + b) # これは整数の12を出力します
データ型変換の方法
Pythonでは、int()
関数を使用して文字列を整数に変換することができます。逆に、str()
関数を使用して整数を文字列に変換することも可能です。
num_str = "123"
num_int = int(num_str) # 文字列を整数に変換
print(num_int)
num_int = 456
num_str = str(num_int) # 整数を文字列に変換
print(num_str)
まとめ
Pythonでは、str
とint
の間での変換は頻繁に行われます。適切なデータ型に変換することで、エラーを防ぎ、期待する結果を得ることができます。