Python Tkinter: ウィジェットの配置

TkinterはPythonの標準ライブラリで、GUIアプリケーションを作成するためのツールキットです。この記事では、Tkinterでウィジェットを配置する方法について詳しく説明します。

ウィジェットの配置

Tkinterでは、ウィジェット（GUIのパーツ）を親ウィジェット（例えばメインウィンドウ）の中に配置することで、GUIアプリ上にそのウィジェットを表示します。ウィジェットの配置を行わないと、そのウィジェットは画面に表示されません。

Tkinterではウィジェットの配置を行うための3つのメソッドが用意されています。

1. pack()
2. grid()
3. place()

これらのメソッドは各種類のウィジェットに用意されているメソッドです。

pack()

pack()は親ウィジェット上にウィジェットを詰め込むメソッドです。pack()を使用してウィジェットを配置するサンプルスクリプトは以下の通りです。

import tkinter

app = tkinter.Tk()
app.geometry("600x400")

canvas1 = tkinter.Canvas(app, width=100, height=50, bg="blue")
canvas2 = tkinter.Canvas(app, width=50, height=100, bg="green")
button1 = tkinter.Button(app, width=10, height=1, text="ボタン１")
button2 = tkinter.Button(app, width=5, height=2, text="ボタン\\n２")

canvas1.pack()
button1.pack()
button2.pack()
canvas2.pack()

app.mainloop()

grid()

grid()はウィジェットをグリッド（格子）状に配置するメソッドです。

place()

place()はウィジェットの位置を座標を指定して配置するメソッドです。以下にplace()を使用したサンプルスクリプトを示します。

import tkinter as tk

root = tk.Tk()
root.title("Place")
root.geometry("200x150")

button = tk.Button(root, text = "ただのボタン")
button.place(x=5, y=5)

root.mainloop()

以上がPythonのTkinterでウィジェットを配置する基本的な方法です。これらのメソッドを適切に使い分けることで、様々なレイアウトのGUIアプリケーションを作成することができます。.