Python: try-exceptブロック内でのyieldの使用

Pythonでは、try-exceptブロック内でyieldを使用することができます。これは、ジェネレータ関数内でエラーを処理しながら値を生成するための一般的なパターンです。

以下に、このパターンの基本的な例を示します。

def f(n):
    for i in range(n):
        try:
            if i == 3:
                raise ValueError('hit 3')
            yield i
        except ValueError:
            print("Error with key: {}".format(i))

この関数fは、0からn-1までの整数を生成します。ただし、iが3のときにはValueErrorを発生させます。このエラーはtry-exceptブロック内で捕捉され、エラーメッセージが出力されます。その後、ループは次の値を生成するために続行します。

このように、try-exceptブロック内でyieldを使用することで、ジェネレータ関数がエラーを適切に処理しながら値を生成することが可能になります。これは、ジェネレータ関数が外部リソース（ファイル、ネットワーク接続など）を扱う場合や、エラーが予想される操作を行う場合に特に有用です。