Pythonでテキストファイルを扱う際、エンコーディングとしてよく使われるのがutf-8
とutf-8-sig
です。これらの違いを理解することは、特にファイルの読み書きを行う際に重要となります。
utf-8とutf-8-sigの違い
utf-8
とutf-8-sig
の主な違いは、utf-8-sig
がファイルの先頭にBOM(Byte Order Mark)を含むのに対し、utf-8
は含まないことです。BOMはテキストファイルのバイト順序を示す特殊なバイト列です。
utf-8-sigの利点
utf-8-sig
エンコーディングは、BOMがある場合にそれをスキップして読み込むことができます。BOMがない場合でも、そのままUTF-8として読み込むことが可能です。したがって、BOMがあるUTF-8ファイル(例えば、Windowsのメモ帳やExcelで作成されたファイル)を扱う際には、utf-8-sig
を使用すると便利です。
まとめ
Pythonでテキストファイルを扱う際には、エンコーディングとしてutf-8
かutf-8-sig
を選択します。どちらを選択するかは、ファイルがBOMを含むかどうかによります。BOMが含まれている場合や、BOMの有無が不明な場合にはutf-8-sig
を使用すると良いでしょう。