Pythonには、データを格納・操作するためのオブジェクトとして、リスト、タプル、辞書、集合の4種類があります。この記事では、タプルと辞書の違いについて詳しく説明します。
タプル
タプルはイミュータブル(変更不可能)なデータ型で、要素の追加、削除、変更は行えません。リストと同様に、インデックス(番号)で要素にアクセスします。
Tuple = "A", "B", "C", "D", "E"
print(Tuple) # ⇒ ('A', 'B', 'C', 'D', 'E')
print(Tuple[2]) # ⇒ C
Tuple[2]="Y" # ⇒ Error #TypeError: 'tuple' object does not support item assignment
辞書
辞書はミュータブル(変更可能)なデータ型で、リストに似ていますが要素へのアクセスは値に一意なキーで行います。
Dictionary = {"USA":1, "JAPAN":2, "Germany":3}
print(Dictionary) # ⇒ {'USA': 1, 'JAPAN': 2, 'Germany': 3}
print(Dictionary["JAPAN"]) # ⇒ 2
まとめ
タプルと辞書はPythonの基本的なデータ構造で、それぞれ異なる特性と用途があります。タプルはイミュータブルで、一度定義するとその内容を変更することはできません。一方、辞書はミュータブルで、キーと値のペアを格納し、キーを使って値にアクセスします。これらの違いを理解することで、Pythonプログラミングがより効率的になります。.