Pythonには、データを格納するための複数のデータ型があります。その中でも、タプル
と配列
は非常によく使用されます。しかし、これら二つのデータ型は何が違うのでしょうか?
タプルと配列の基本的な違い
- タプルは、一度作成するとその要素を変更することができません。これを「イミュータブル(immutable)」と言います。
- 一方、配列(Pythonではリストとも呼ばれます)は、要素の追加や削除が可能で、「ミュータブル(mutable)」と言います。
タプルと配列の使い分け
タプルと配列の使い分けは、その「要素が変わる可能性があるか?」を基準にすれば問題ないです。例えば:
- 素数の最初の20個 → タプル(データが変化しないから)
- プログラミング言語の名前 → リスト(データが増える可能性があるから)
- ある人の年齢、体重、身長 → リスト(値が変わる可能性があるから)
- あるビリヤードゲームの結果 → タプル(一度出た結果は変化しないから)
- 連続するビリヤードゲームの結果 → リスト(ゲームの数が増える可能性があるから)
まとめ
Pythonのタプルと配列は、それぞれ異なる特性を持つデータ型です。タプルはイミュータブル(変更不可能)で、配列はミュータブル(変更可能)です。これらの特性を理解し、適切な状況で使い分けることが重要です。