Python2では、xrange()
関数は整数の範囲を生成するために使用されます。しかし、浮動小数点数に対しては直接使用することはできません。一方、Python3ではxrange()
関数は廃止され、その機能はrange()
関数に統合されました。
Python2のxrange()
やPython3のrange()
を浮動小数点数で使用するためには、自分で関数を定義するか、既存の関数を適応させる必要があります。以下に、浮動小数点数を扱うためのxrange()
風の関数を定義する例を示します。
def frange(start, stop, step):
x = start
while x < stop:
yield x
x += step
この関数frange()
は、start
からstop
までstep
間隔で浮動小数点数を生成します。
また、リスト内包表記やmap()
関数を使用して、range()
関数の結果を浮動小数点数に変換することも可能です。以下にその例を示します。
# リスト内包表記を使用した例
[x / 10.0 for x in range(5, 50, 15)]
# map()関数とラムダ式を使用した例
map(lambda x: x/10.0, range(5, 50, 15))
これらの方法を使用すれば、Pythonのxrange()
やrange()
関数を浮動小数点数とともに使用することが可能になります。ただし、Pythonのバージョンによって使用できる関数が異なるため、適切な関数を選択することが重要です。