APIを利用する際、特に公開APIを利用する場合、リクエスト制限(レートリミット)が設けられていることがあります。この制限は、APIの過度な利用を防ぐため、またサービスの品質を保つために設けられています。
Pythonでは、このようなレートリミットを管理するためのライブラリが存在します。例えば、ratelimiter
やratelimit
などがあります。これらのライブラリを利用することで、APIのリクエスト数を一定の範囲内に制限することが可能です。
以下に、ratelimiter
を使用したコードの一例を示します。
from ratelimit import limits, sleep_and_retry
CALLS = 30
RATE_LIMIT = 60
@sleep_and_retry
@limits(calls=CALLS, period=RATE_LIMIT)
def check_limit():
''' Empty function just to check for calls to API '''
return
def get_something_from_api(http_session, url):
check_limit()
response = http_session.get(url)
return response
このコードでは、check_limit
関数をAPIを呼び出す前に呼び出すことで、APIのリクエスト数を制限しています。リクエスト数が制限を超えると、プログラムは一定時間(この例では60秒)待機し、その後通常通りに再開します。
このように、Pythonを使用してAPIの利用制限を適切に管理することで、APIの利用規約を守りつつ、効率的にAPIを利用することが可能です。