Pythonには、文字とその対応するASCIIコードまたはUnicodeコードポイントを相互に変換するための組み込み関数があります。それらはord()
とchr()
関数です。
ord関数
ord()
関数は、Unicode文字を引数として受け取り、その文字のUnicodeコードポイントを表す整数を返します。例えば、次のように使用します:
print(ord("A")) # 出力: 65
print(ord("あ")) # 出力: 12354
chr関数
一方、chr()
関数は、Unicodeコードポイントを表す整数を引数として受け取り、その整数に対応する文字を返します。例えば、次のように使用します:
print(chr(65)) # 出力: 'A'
print(chr(12354)) # 出力: 'あ'
これらの関数は、ASCIIコードやUnicodeといった文字コードとPythonの文字列を相互に変換する際に非常に便利です。特に、文字列の各文字をそのASCIIコードやUnicodeコードポイントに変換したり、その逆を行ったりする場合によく使用されます。
参考
- Pythonのord関数とchr関数を利用してアスキーコードを変換する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
- 【Python】(ord, chr関数)ASCIIコード、Unicodeによる数値と文字列を変換する方法