Pythonでは、文字列とASCIIコードを相互に変換するための組み込み関数が提供されています。具体的には、ord()
関数とchr()
関数を使用します。
ASCIIから整数への変換
ord()
関数は、指定した文字のASCIIコード(整数)を返します。
s = 'A'
ord_s = ord(s)
print(ord_s) # 65
整数からASCIIへの変換
chr()
関数は、指定した整数のASCII文字を返します。
ord_s = 65
chr_s = chr(ord_s)
print(chr_s) # A
ASCIIコードと文字の対応表
以下に、ASCIIコードと文字の対応表を示します。
ASCIIコード | 文字 |
---|---|
48 | 0 |
57 | 9 |
65 | A |
90 | Z |
97 | a |
122 | z |
例えば、大文字と小文字は一度ASCIIコードに変換してから +32 することによって変換できます。
s = 'A'
small_s = chr(ord(s)+32)
print(small_s) # a
以上がPythonでASCIIと整数を相互に変換する基本的な方法です。これらの関数を使うことで、文字とASCIIコードの間で自由に変換を行うことができます。