PythonでBase64エンコードとbytes型の扱い

Pythonでは、base64.b64encode()関数を使用してバイナリデータをBase64形式にエンコードできます。この関数はbytes-likeオブジェクトを引数に取り、エンコードされたbytesオブジェクトを返します。

しかし、この関数の返り値はbytes型であり、これが原因で問題が発生することがあります。例えば、エンコードされたデータをJSONとして出力しようとすると、TypeError: Object of type 'bytes' is not JSON serializableというエラーが発生します。これは、JSONがstr型のデータしか扱えないためです。

この問題を解決するためには、エンコードされたbytesオブジェクトをstr型に変換する必要があります。これは、decode('ascii')メソッドを使用して行うことができます。

以下に、この処理を行うPythonのコードを示します。

import base64

def main():
    basetext = "poi poi pui pui"
    base64_object = base64.b64encode(basetext.encode())
    base64object_decode = base64.b64encode(basetext.encode()).decode('ascii')

    print("Original text:", basetext)
    print("Encoded bytes:", base64_object)
    print("Decoded string:", base64object_decode)

if __name__ == "__main__":
    main()

このコードでは、まず文字列をbytes型にエンコードし、その結果をBase64形式にエンコードします。そして、エンコードされたbytesオブジェクトをASCIIでデコードしてstr型に変換します。これにより、エンコードされたデータをJSONとして出力することが可能になります。

以上が、PythonでBase64エンコードとbytes型の扱いについての説明です。この情報がPythonのプログラミングに役立つことを願っています。