Pythonでbytesとjson.dumpsを使いこなす方法

PythonでJSONを扱う際、json.dumps()関数は非常に便利です。しかし、この関数は文字列を入力として期待しており、bytes型のデータをエンコードする際には注意が必要です。

json.dumpsとは

json.dumps()関数は、データをJSON形式にエンコードすることができる関数です。具体的には、Pythonの辞書型を文字列に変換します。

import json

data = {"name": "tarou", "age": 23, "gender": "man"}
encoded_data = json.dumps(data)

print(encoded_data)  # {"name": "tarou", "age": 23, "gender": "man"}
print(type(encoded_data))  # <class 'str'>

このように、json.dumps()関数を使用すると、辞書型のデータをJSON形式の文字列に変換できます。

bytes型のデータをjson.dumpsで扱う

しかし、bytes型のデータをjson.dumps()関数で扱う場合、そのままではエラーが発生します。これは、json.dumps()関数が文字列を入力として期待しているためです。

import json

data = {"name": "tarou", "age": 23, "gender": b"man"}
# TypeError: Object of type bytes is not JSON serializable
encoded_data = json.dumps(data)

この問題を解決するためには、bytes型のデータを文字列に変換する必要があります。そのためには、decode()メソッドを使用します。

import json

data = {"name": "tarou", "age": 23, "gender": b"man".decode('utf-8')}
encoded_data = json.dumps(data)

print(encoded_data)  # {"name": "tarou", "age": 23, "gender": "man"}
print(type(encoded_data))  # <class 'str'>

このように、bytes型のデータをdecode()メソッドで文字列に変換することで、json.dumps()関数で扱うことができます。

以上が、Pythonでbytes型のデータとjson.dumps()関数を使いこなす方法です。これらの知識を活用して、PythonでのJSONの扱いをよりスムーズに行いましょう。