Pythonでは、bytes
とmemoryview
は非常に重要なデータ型です。これらは、データをバイト列として扱うためのもので、ファイルの読み書きやネットワーク通信など、さまざまな場面で利用されます。
bytesの基本
Pythonのbytes
型は、不変のバイト列を表します。bytes
リテラルは、シングルクォート(‘)またはダブルクォート(“)で囲まれた文字列の前にb
を付けることで作成できます。
b_data = b'abc123'
print(b_data) # b'abc123'
また、bytes
型はstr
型と同様に、インデックスやスライスを使って部分的にアクセスすることができます。
data = b'abc123'
print(data[0]) # 97
print(data[1:3]) # b'bc'
memoryviewの基本
memoryview
オブジェクトは、Pythonコードがバッファプロトコルをサポートするオブジェクトの内部データにアクセスできるようにします。これにより、データのコピーを作成せずに直接読み書きすることが可能になります。
# bytes object
b = b'abc'
# create a memory view of the bytes object
mv = memoryview(b)
memoryview
は、bytes
オブジェクトをコピーせずにそのビューを作成するため、大量のデータを扱う際にパフォーマンスを向上させることができます。
以上が、Pythonのbytes
とmemoryview
についての基本的な説明です。これらの理解は、Pythonで効率的なデータ操作を行うために重要です。