Pythonでbytes型の扱い方

Pythonでは、bytes型を使ってバイト列を扱うことができます。bytes型は、0から255までの整数のイテラブル（繰り返し可能なオブジェクト）を受け取り、それをバイト列に変換します。

bytes型の初期化

Pythonでbytes型の変数を初期化する方法はいくつかあります。以下にその一部を示します。

空のbytes型

空のbytes型を作成するには、bytes()関数に何も渡さないか、b''を使用します。

empty_bytes = bytes()
print(empty_bytes)  # Output: b''

または、

empty_bytes = b''
print(empty_bytes)  # Output: b''

bytes型への変換

整数や文字列をbytes型に変換するには、bytes()関数を使用します。

# 整数からbytes型へ
int_bytes = bytes([97, 98, 99])
print(int_bytes)  # Output: b'abc'

# 文字列からbytes型へ
str_bytes = bytes("abc", 'utf-8')
print(str_bytes)  # Output: b'abc'

bytes型とNone

Noneをbytes型に変換しようとすると、TypeErrorが発生します。これは、Noneオブジェクトをバイト配列に変換することはできないためです。

none_bytes = bytes(None)  # Raises TypeError: cannot convert 'NoneType' object to bytes

したがって、bytes型の変数を初期化する際には、Noneではなく、空のbytes型を使用することが推奨されます。

以上がPythonのbytes型の基本的な使い方になります。この情報がPythonでのプログラミングに役立つことを願っています。