Pythonでは、bytes
型を使ってバイト列を表現することができます。この記事では、bytes
型の基本的な使い方と、それを活用するための具体的なコード例を紹介します。
bytes型とは
Pythonではbytes
型を主に以下2つの意味で使います。
- バイト型データそのもの
- バイト型データを生成するための
bytes
関数
str型とbytes型の違い
str
型は文字列型、bytes
型はバイト型を表現します。文字列型は文字の連なりで、ファイルに直接保存できません。一方、バイト型はバイトの連なりで、ファイルに保存できます。
# 文字列型
'foo'
"bar"
"""baz baz"""
# バイト型
b'foo'
b"bar"
b"""baz baz"""
bytes型への変換
文字列型をバイト型に変換するには、encode
関数を使います。
s = 'hello'
s.encode() # -> b'hello'
逆にバイト型を文字列に変換するには、decode
関数を使います。
b = b'hello'
b.decode() # -> 'hello'
bytes型の利用例
以下のプログラムでは、bytes
関数を用いてバイト型データを作成し、ファイルへの読み書きを試してみます。
bs = bytes(range(8))
with open('sample.dat', 'bw') as f:
f.write(bs)
with open('sample.dat', 'br') as f:
print(f.read()) # -> b'\x00\x01\x02\x03\x04\x05\x06\x07'
このように、Pythonのbytes
型を理解し活用することで、さまざまなデータ操作が可能になります。ぜひこの知識を活かして、Pythonプログラミングを楽しんでください。