PythonでCSVファイルを作成し、それを操作する方法について説明します。Pythonの標準ライブラリであるcsv
モジュールを使用します。
CSVファイルの作成
まずは、CSVファイルを作成する方法について見てみましょう。以下のコードは、ディレクトリの指定とファイル名を日付と時間にするなど、ファイル名に日時情報を付けることで実行された際に一意の名前のファイルができるため、ログの保存に便利です。
import datetime
import csv
# 日時の取得
now = datetime.datetime.now()
# ディレクトリの指定はここ
filename = './output/log_' + now.strftime('%Y%m%d_%H%M%S') + '.csv'
# ファイル,1行目(カラム)の作成
with open(filename, 'w') as f:
writer = csv.writer(f)
writer.writerow(['time','x','y','z'])
このコードは、CSVファイルを作成し、そのファイルに1行目(カラム)を書き込むものです。
CSVファイルへの書き込み
次に、作成したCSVファイルにデータを書き込む方法について見てみましょう。以下のコードは、CSVファイルにデータを追加する例です。
x, y, z = 0, 0, 0
while(1):
# なんらかの処理を書く
x += 1
y += 2
z += 3
now_str = datetime.datetime.now().strftime('%H:%M:%S.%f')
# filenameを作成したファイル名に合わせる
# writer.writerowでlistをcsvに書き込む
with open(filename, 'a', newline="") as f:
writer = csv.writer(f)
writer.writerow([now_str, x, y, z])
# 処理が終わったらbreak
break
このコードは、CSVファイルに新たな行を追加するものです。writerow
メソッドを使用して、リストをCSVファイルに書き込んでいます。
以上がPythonでCSVファイルを作成し、それを操作する基本的な方法です。これらのコードを参考に、自分のニーズに合わせてカスタマイズしてみてください。