PythonでCtrl+Cによる中断と例外処理

Pythonでは、Ctrl+Cを押すとKeyboardInterrupt例外が発生します。この例外は、プログラムの実行を中断するために使用されます。

しかし、このKeyboardInterrupt例外は、try-exceptブロック内で捕捉されることがあります。その結果、Ctrl+Cを押してもプログラムが中断しない場合があります。

以下に、KeyboardInterrupt例外を適切に処理する方法を示します。

try:
    # 何らかの処理
except KeyboardInterrupt:
    # 何らかの処理
    raise

上記のコードでは、KeyboardInterrupt例外が発生した場合、それを捕捉して何らかの処理を行った後、raiseを使用して再度例外を発生させています。これにより、Ctrl+Cを押したときにプログラムが適切に中断されます。

また、except:だけの記述（bare-except）は、すべての例外を捕捉してしまうため、KeyboardInterrupt例外も捕捉してしまいます。これを避けるためには、except Exception:を使用して、Exceptionから派生した例外だけを捕捉するようにします。

try:
    # 何らかの処理
except Exception:
    # 何らかの処理
    raise

以上のように、PythonのCtrl+Cによる中断と例外処理を理解し、適切にコードを書くことで、予期しない動作を防ぐことができます。