Pythonは、その強力なデータ分析機能と柔軟性から、データサイエンスの分野で広く利用されています。特に、Excelファイルからデータを読み込み、それをPythonのリストとして扱うことは、日常的なデータ処理作業で非常に役立ちます。

Excelからリストへのデータ読み込み

PythonでExcelファイルからデータを読み込むためには、openpyxlpandasといったライブラリを使用します。以下に、openpyxlを使用してExcelファイルからデータを読み込む基本的なコードを示します。

import openpyxl

# Excelファイルを開く
wb = openpyxl.load_workbook('path_to_your_file.xlsx')

# 最初のシートを選択
ws = wb.worksheets[0]

# シートの全ての行をループし、各行のデータをリストとして取得
data = []
for row in ws.iter_rows(values_only=True):
    data.append(list(row))

# データの確認
for row in data:
    print(row)

このコードは、指定したExcelファイルを開き、最初のシートの全ての行をループします。各行のデータはPythonのリストとして取得され、全ての行のデータを含むリスト(リストのリスト)が作成されます。

注意点

Excelファイルを操作する際には、いくつか注意すべき点があります。

  • openpyxlは2010以降のExcelファイルを対象にしています。Excel 97~2003ブック(拡張子が.xls)は利用できず、Excel 2007のブックは正常に読み書きできない可能性があります。
  • Excelファイルを開いた後は、必ず閉じるようにしましょう。これを怠ると、ファイルがロックされて他のプログラムからアクセスできなくなることがあります。

以上、PythonでExcelファイルからリストへのデータ読み込みについて解説しました。この知識を活用して、Pythonでのデータ分析作業をより効率的に行ってください。.

投稿者 admin

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