Pythonは、Excelファイルを操作するための強力なツールです。PythonでExcelを扱うライブラリは複数あります。この記事では、PythonでExcelファイルを読み込み、データを操作し、新しいExcelファイルを作成する方法について説明します。
Excelファイルの読み込み
PythonでExcelファイルを読み込むためのライブラリはいくつかありますが、その中でもopenpyxl
は非常に人気があります。以下に、openpyxl
を使用してExcelファイルを読み込む基本的なコードを示します。
from openpyxl import load_workbook
# Excelファイルを読み込む
wb = load_workbook('example.xlsx')
# ワークシートを選択する
ws = wb['Sheet1']
# データを取得する
data = ws.values
このコードは、example.xlsx
というExcelファイルを読み込み、Sheet1
というワークシートのデータを取得します。
データの操作
読み込んだデータは、Pythonのリストや辞書として操作することができます。例えば、以下のコードは、読み込んだデータの最初の行を表示します。
# 最初の行を取得する
first_row = next(data)
print(first_row)
新しいExcelファイルの作成
openpyxl
を使用して新しいExcelファイルを作成することも可能です。以下に、新しいExcelファイルを作成し、データを書き込む基本的なコードを示します。
from openpyxl import Workbook
# 新しいワークブックを作成する
wb = Workbook()
# 新しいワークシートを作成する
ws = wb.create_sheet('New Sheet')
# データを書き込む
ws.append(['Hello', 'world'])
# ワークブックを保存する
wb.save('new_example.xlsx')
このコードは、新しいワークブックを作成し、New Sheet
という新しいワークシートを作成します。そして、['Hello', 'world']
というデータをワークシートに追加し、new_example.xlsx
という名前でワークブックを保存します。
以上が、PythonでExcelファイルを操作する基本的な方法です。Pythonの強力なデータ操作機能と組み合わせることで、Excelデータの分析や処理を効率的に行うことができます。