PythonでExcelファイルを読み込むためのライブラリはいくつかあります。それぞれのライブラリには特徴と利点があります。
-
OpenPyXL: Excelファイル(.xlsx)を直接読み書きすることができます。また、LinuxなどOfficeが入っていない環境でも動作します。
-
xlwings: 実際にExcelを起動してプロセス間通信でデータを扱うライブラリです。しかし、Excelを開くためオープン/クローズに時間がかかります。
-
pylightxl: 2020年にリリースされた新しいライブラリで、軽量なことが特徴です。OpenPyXLやxlwingsは外部のライブラリが必要ですが、pylightxlは単体でも動作できるような設計になっています。
-
Pandas: pandasの
read_excel
メソッドを使用してexcelファイルを読み込む方法です。読み込まれたデータはDataFrameとして扱えるので、データ分析に特化しています。 -
lxml: XMLファイルを扱うライブラリで、Excelファイルの中身を見ると実はxml形式でデータが記載されています。そのXMLファイルを直接読み込む方法です。
これらのライブラリを選択する際には、あなたのニーズに最も適したものを選ぶことが重要です。例えば、単純に値の抽出だけを行いたい場合は、ExcelファイルをXMLデータとして扱って処理する(今回で言うlxmlを使用する方法)が一番早いです。また、後々データ処理などを行いたい場合はPandasを利用すると良いでしょう。
PythonでExcelを扱うライブラリの選択は、あなたのプロジェクトの要件に大きく依存します。それぞれのライブラリが提供する機能を理解し、最適なツールを選択することが重要です。