Pythonでは、画像のEXIFデータを操作するためのライブラリがいくつかあります。その中でも、piexif
は非常に便利で、EXIFデータの読み取りや書き込みを簡単に行うことができます。
特に、EXIFデータの中にはUserComment
というフィールドがあり、これは任意の文字列を保存することができます。このフィールドを利用すれば、画像に対して追加の情報を埋め込むことが可能です。
以下に、Pythonとpiexif
を使用して、画像のEXIFデータにUserComment
フィールドを追加する方法を示します。
from PIL import Image
import piexif
# 画像を開く
image = Image.open('image.jpg')
# EXIFデータを取得する
exifData = image._getexif()
# EXIFデータがない場合は、新たに作成する
if exifData is None:
exifData = {}
# UserCommentフィールドにメッセージを設定する
exifData[37510] = 'my message'
# EXIFデータをバイト列に変換する
exifDataBytes = piexif.dump(exifData)
# EXIFデータを含む新しい画像を保存する
image.save('image_mod.jpg', format='jpeg', exif=exifDataBytes)
このコードを実行すると、指定した画像のEXIFデータにUserComment
フィールドが追加され、その値に'my message'
が設定されます。
なお、EXIFデータのフィールドは数値で指定します。UserComment
フィールドのフィールド番号は37510
です。
以上が、Pythonとpiexif
を使用して、画像のEXIFデータにUserComment
フィールドを追加する方法です。この方法を利用すれば、画像に任意の情報を埋め込むことが可能となります。