Pythonは動的型付け言語であり、データ型を自由に変換することができます。特に、float
とlong
の間での変換は頻繁に行われます。この記事では、Pythonでfloat
とlong
の間でどのように変換を行うかについて説明します。
floatからlongへの変換
Pythonでは、float
型の値をlong
型に変換するためには、long()
関数を使用します。この関数は引数としてfloat
型の値を取り、その値をlong
型に変換した結果を返します。
f = 123.456
l = long(f)
print(l) # 出力: 123
この例では、float
型の値123.456
をlong
型に変換しています。long()
関数は小数部を切り捨てて整数部だけを取り出します。
longからfloatへの変換
逆に、long
型の値をfloat
型に変換するためには、float()
関数を使用します。
l = 123
f = float(l)
print(f) # 出力: 123.0
この例では、long
型の値123
をfloat
型に変換しています。float()
関数は整数部をそのままに、小数部を.0
として追加します。
まとめ
Pythonでは、float
とlong
の間での変換は非常に簡単に行うことができます。ただし、float
からlong
への変換では小数部が切り捨てられるため、情報の損失が発生することに注意が必要です。また、Python 3ではlong
型が廃止され、すべての整数がint
型として扱われるようになりました。そのため、Python 3ではint()
関数とfloat()
関数を使用して、整数と浮動小数点数の間で変換を行います。.