Pythonでは、for
とif
の処理を1行で書く方法があります。これはリスト内包表記と呼ばれる機能で、コードを簡潔に書くことができます。
以下に、リスト内包表記を使わない場合と使った場合のコードを示します。
# リスト内包表記を使わない場合
before_list = [1,2,3,4,5,6,7,8,9,10] # 1から10のリスト
after_list = [] # 偶数だけを入れるリスト
for i in before_list:
if i % 2 == 0: # 2で割り切れる(偶数)ときにリストへ追加する
after_list.append(i)
print(after_list) # [2, 4, 6, 8, 10]
# リスト内包表記を使った場合
before_list = [1,2,3,4,5,6,7,8,9,10] # 1から10のリスト
after_list = [i for i in before_list if i % 2 == 0] # 2で割り切れる(偶数)のものだけを新しいリストに追加
print(after_list) # [2, 4, 6, 8, 10]
このように、リスト内包表記を使うことで、for
とif
の処理を1行で書くことができます。ただし、if
のみの場合は、リスト内包表記を使うことはできません。
この機能を使うと、コードが簡潔になり、読みやすくなります。Pythonを書く際には、ぜひこのリスト内包表記を活用してみてください。