Pythonでは、for
ループやwhile
ループなどの繰り返し構文を中断するためにbreak
文を使用します。break
文は、特定の条件が満たされたときにループを中断するために使用されます。
break文とは
break
文は、「最も内側の forまたは whileループを中断する」ものです。同じ処理を繰り返し行うためのfor
文やwhile
文で、ある条件のときに処理を中断したい場合にbreak
文は有効な手段となっています。
break文を使ってforループを抜ける方法
break
文を使ってfor
ループを抜けるには、if
文と組み合わせて使うと良いでしょう。具体的には、
for ....:
処理内容
if forループから抜けるときの条件:
break
もしくは、先に条件を判定するために、
for ....:
if forループから抜けるときの条件:
break
処理内容
のようにして記述します。
実際に書いてみよう
それでは実際にコードを書いて、for
文からbreak
文を使ってループを抜け出す方法について確認してみましょう。
n=97 #素数かどうか判定したい数字をnにわたす。
for x in range(2,n):
if n % x == 0: #xで割り切れるかどうか判定
print(n, 'は', x, 'で割り切れるので素数ではありません。 ')
break #割り切れるのでループ終了
else:
print(n, 'を', x, 'で割ったあまりは', n%x, 'です。 ')
print(n,'は素数です')
このプログラムでは、与えられた数字より小さい数で順番に割り算を行っていき、一度でも割り切れる場合はその時点で素数ではないのでbreak
文を使ってループを終了しています。どの数でも割り切れずに最後までbreak
が実行されなかった場合に素数となるので、その場合に print (n,'は素数です)
が実行されるようになっています。
以上がPythonのbreak
文を使ってfor
ループを抜ける方法についての解説です。この知識はPythonプログラミングにおいて非常に重要なので、しっかりと覚えておきましょう。