Pythonでは、for
文とリストを組み合わせて新しいリストを作成することができます。これはリスト内包表記と呼ばれ、すでに定義されているリストなどを使用して、新しいリストを短く、簡潔に作成することができます。
for文とリストの基本
Pythonのfor
文は繰り返し処理で、特定の条件が満たされるまで同じコードを何度も実行します。基本的な書き方は以下の通りです。
for 変数 in オブジェクト:
実行する処理
リストはPythonのデータ型の一つで、整数、浮動小数点数、文字列などのデータを格納することができます。基本的な書き方は以下の通りです。
変数名 = [要素1, 要素2, ...]
リスト内包表記の基本
リスト内包表記は、すでに定義されているリストなどを使用して、新しいリストを短く、簡潔に作成することができます。基本的な書き方は以下の通りです。
[条件式 for 変数名 in リストなど]
この構文では、リストなど
の要素を任意の変数名
で取り出して、条件式
で確認します。そして、その結果を元に新たなリストが返されます。
リスト内包表記の例
以下に、リスト内包表記を使ったリストの作成例を示します。
# 偶数のリストを作成
even_numbers = [i for i in range(10) if i % 2 == 0]
print(even_numbers) # [0, 2, 4, 6, 8]
# 文字列の長さを要素とするリストを作成
words = ["apple", "banana", "cherry"]
lengths = [len(word) for word in words]
print(lengths) # [5, 6, 6]
このように、Pythonのリスト内包表記を使うと、コードを短く、読みやすくすることができます。また、リストだけでなく、辞書やセットの内包表記も可能です。これらのテクニックを活用して、Pythonコードをより効率的に書くことができます。