PythonでJSON形式のデータを扱う基本的な方法について説明します。また、浮動小数点数の精度を制御する方法についても触れます。
JSONとは
JSONは「JavaScript Object Notation」の略で、「JavaScript言語の表記法をベースにしたデータ形式」です。しかし、表記がJavaScriptベースなだけで、それ以外のさまざまな言語で利用できます。
JSONを扱う
JSONファイルの読み込み
JSONファイルを扱うには、まずJSONファイルからデータを読み込む必要があります。具体的には、以下のように記述します。
import json
f = open('読み込む JSON ファイルのパス', 'r')
json_data = json.load(f)
JSONの変換
JSONファイルをload
関数で読み込むと、Pythonで扱いやすいように辞書型で保存されます。辞書型からJSON形式の文字列への変換はdumps
関数を使います。
import json
json_str = json.dumps(json_data)
また、これとは逆にJSON形式の文字列を辞書型に変換することもできます。変換にはjson.loads
関数を使います。
import json
json_dict = json.loads(json_str)
JSONの書き込み
Pythonで扱ったJSONデータはファイルに書き込むことができます。ファイルへの書き込みはjson.dump
関数を使います。
import json
f = open('書き込みファイルのパス', 'w')
json.dump(json_dict, f)
浮動小数点数の精度を制御する
Pythonでは、浮動小数点数の精度を制御するためにround
関数を使用します。しかし、round
関数だけでは十分な精度が得られない場合があります。そのような場合、以下のように文字列フォーマットを使用して浮動小数点数の精度を制御することができます。
t0 = time.time()
# 処理
t1 = time.time()
perfdat = {'et1' : round(t1-t0,6), 'et2': '%.6f' % (t1-t0)}
このように、PythonではJSONの扱い方と浮動小数点数の精度制御について、様々な方法が提供されています。これらの方法を理解し、適切に使用することで、より効率的なコードを書くことができます。.