Pythonのyieldとは?
Pythonの yield
は、ジェネレータ関数を定義する際に使用されるキーワードです。ジェネレータ関数は、イテレータを返す特殊な関数です。イテレータは、「次の要素」を提供する能力を持つオブジェクトで、for ループなどで頻繁に使用されます。
ファイルの書き込みとyield
大規模なファイルを行ごとに処理する場合や、大量のデータを小さなチャンクに分割して処理する場合に、yield
は非常に有用です。以下に具体的なコード例を示します。
def read_large_file(file_path):
with open(file_path, "r") as file:
for line in file:
yield line
この関数はイテレータを返し、それを使って一度に1行ずつ処理を進められます。一度に全行をメモリに読み込む必要がなくなり、大きなファイルでもメモリを節約しながら処理を行うことが可能になります。
ジェネレータの出力をファイルに保存する
ジェネレータの出力をファイルに保存するためには、以下のようにします。
g = generator(10)
with open('output.txt', 'w') as f:
for x in g:
f.write(str(x))
このコードはジェネレータから値を取得し、それをファイルに書き込んでいます。
以上、Pythonの yield
とファイル書き込みについて解説しました。これらの概念を理解し、適切に活用することで、より効率的なコードを書くことができます。