Pythonでは、2次元配列(リスト)もスライスできます。基本的な形は [リスト_start:リスト_stop]
です。リストの中にリストが入っているので、番号を指定すると、それぞれリストが出力されます。
matrix = [
[1, 2, 3],
[4, 5, 6],
[7, 8, 9]
]
sliced_matrix = matrix[0:2] # 結果は [[1, 2, 3], [4, 5, 6]]
リストの中のリストをスライスには、以下のようにコードを記述すると可能です。
matrix = [
[1, 2, 3],
[4, 5, 6],
[7, 8, 9]
]
sliced_matrix = matrix[0][0:2] # 結果は [1, 2]
スライスを2重にすることで、リストの中のリストを取り出せるのです。それぞれのリストの1番目だけ取得することも、内包表記を利用することで可能です。
matrix = [
[1, 2, 3],
[4, 5, 6],
[7, 8, 9]
]
sliced_matrix = [row[0] for row in matrix] # 結果は [1, 4, 7]
以上のように、Pythonのスライス操作を用いて2次元配列から特定の要素を効率的に取り出すことができます。これらのテクニックは、データ分析や機械学習などの分野で頻繁に使用されます。Pythonのスライス操作を理解し、活用することで、より効率的なコーディングが可能になります。