Pythonでは、数値を扱う際にint
とfloat
という二つの主要なデータ型があります。これらの型は、それぞれ整数と浮動小数点数を表現します。
int関数の使い方
int
関数は、引数に指定した数値または文字列を整数に変換します。以下にその基本的な使い方を示します。
# 数値を整数に変換
print(int(3.14)) # 出力: 3
# 文字列を整数に変換
print(int('28')) # 出力: 28
また、int
関数は基数を指定することも可能で、基数を指定した場合は1番目の引数の値が2番目で指定された基数で記載されたものとして整数に変換します。
# 2進数の文字列を整数に変換
print(int('1011', 2)) # 出力: 11
# 16進数の文字列を整数に変換
print(int('3F', 16)) # 出力: 63
float関数の使い方
float
関数は、引数に指定した数値または文字列を浮動小数点数に変換します。以下にその基本的な使い方を示します。
# 数値を浮動小数点数に変換
print(float(15)) # 出力: 15.0
# 文字列を浮動小数点数に変換
print(float('5.755')) # 出力: 5.755
数値または文字列のどちらもでも指数表記での指定も可能です。
# 指数表記の文字列を浮動小数点数に変換
print(float('8.5e+5')) # 出力: 850000.0
print(float('2.34e-4')) # 出力: 0.000234
以上が、Pythonのint
関数とfloat
関数の基本的な使い方についての説明です。これらの関数を使うことで、Pythonで数値を効率的に扱うことができます。