Pythonスクリプトをexeファイルに変換するためには、PyInstaller
というモジュールを使用します。このモジュールはPythonスクリプトをexe化するためのもので、ver4.3ではPython3.9までがサポートされています。
PyInstallerの基本的な使い方
まず、PyInstaller
をpipでインストールします。その後、Pythonでプログラムを書き、動くことを確認します。このPythonのプログラムをexample.py
とすると、exeファイルを作るためには、以下のように書くだけです。
pyinstaller example.py --onefile --noconsole
ここで、--onefile
オプションを付けると、関連するファイルを1つにまとめてexeファイルを生成します。また、--noconsole
オプションを付けると、exeファイル実行時に表示されるコンソール(コマンドプロンプト)の黒い画面を表示しません。
注意点
PyInstallerでexe化する際は、スクリプトに記載されているモジュールがexeファイルに同封されるわけではなく、開発環境上に存在しているすべてのモジュールが同封されます。そのため、exe化する際は必ず仮想環境上で実行するようにして下さい。
まとめ
以上、Pythonスクリプトをexe化し、コンソールを非表示にする方法について説明しました。この方法を用いることで、Pythonをインストールしていない環境でもPythonスクリプトを実行させることが可能になります。