Pythonはオブジェクト指向プログラミング言語で、その中心的な概念の一つが「クラス」です。クラスは、関連するデータとそれに関連する操作を一つのまとまりとして扱うことができ、コードの再利用性や保守性を高めることができます。
Pythonのクラスとは?
Pythonには「クラス」という機能があります。このクラスを理解するためには、オブジェクト指向とは何かについても知る必要があります。オブジェクト指向とは、基本的にオブジェクト(物)で構成されたプログラミング言語の種類のことを言います。
Pythonでクラスを使うには?
Pythonでクラスを定義する時には、まず class
キーワードでクラスを作成します。クラス名は、管理するデータに適した名前を考えてつけます。その後の丸括弧 ( () )では、継承する親クラスを書きます。
class Car():
pass
このCarクラスを実際にインスタンス化して使う場合には、下記のようにクラス名に丸括弧 ( () )をつけて呼び出します。
car = Car()
コンストラクタとは?
コンストラクタとは、「init」という名前の部分です。コンストラクタは、インスタンスを作成する際に重要な処理を含むものです。
class Car():
def __init__(self, name, color, price):
self.name = name
self.color = color
self.price = price
メソッドとは?
メソッドとは、クラス内に定義された関数のことです。メソッドは定義されたクラスからしか呼び出すことが出来ないのも、特徴の一つです。
class Car():
def __init__(self, name, color, price):
self.name = name
self.color = color
self.price = price
def showMyCar(self):
print(f"{self.name}は{self.color}色で{self.price}円です。")
def run(self, km):
self.km += km
print(f'{self.name}で{self.km}km走りました。')
以上がPythonのクラスの基本的な使い方になります。これらの基本を理解し、活用することで、より効率的なコードを書くことができます。.