QGISは、地理情報システム（GIS）のためのデスクトップソフトウェアで、Pythonと組み合わせることで強力な地理情報処理が可能になります。
QGISとPython
QGISはPythonコンソールを内蔵しており、Pythonコマンドを直接実行することができます。このPythonコンソールは、Pythonスクリプトの編集と保存も可能で、PyQScintilla2パッケージに基づいています。
QGISのPythonプラグイン
QGISのPythonプラグインの一つに「Select Within」があります。これは、地物の選択を行うためのプラグインで、Centroid within, point of surface within, pole of inaccessibility within, percentage within, および mostly within selectionなどの機能があります。これらの機能は、ラインやポリゴンなどのジオメトリに対して最適化されています。
PythonでQGISを操作する
QGISのPythonコンソールでは、Pythonコードを書き込むことで、GUIと同様にQGISの操作が可能です。例えば、以下のようなコードで、ベクタレイヤを追加することができます。
iface.addVectorLayer('追加するデータソース','追加した時のレイヤ名','ogr')
また、以下のようなコードで、CSVファイルをレイヤとして追加することも可能です。
uri = 'csvのファイルパス?delimiter= {}&crs=epsg:4326&xField={}&yField={}'.format('区切り文字', 'xフィールド名', 'yフィールド名')
csvlayer = QgsVectorLayer(uri, 'csvPoint', 'delimitedtext')
QgsProject.instance().addMapLayer(csvlayer)
このように、Pythonを使ってQGISを操作することで、地理情報処理を自動化したり、複雑な処理を簡単に行うことが可能になります。
以上、QGISとPythonを活用した地理情報処理についての簡単な紹介でした。これらのツールを使って、地理情報の分析や可視化を行ってみてください。.