QGISのPython API(PyQGIS)は、Pythonインターフェースから直接すべてのQGIS処理ツールにアクセスすることを可能にします。この記事では、QGISとPythonを使用して、特定のジオメトリを融合(dissolve)する方法を紹介します。
基本的な融合
最初に、ポリゴンの特性を単一のポリゴンに融合する最も単純な操作を見てみましょう。この操作は、複数のストリームセグメントのバッファを作成した後、バッファが全体のストリームネットワークを概説するようにしたい場合に便利です。
import processing
#input and output file names
infn = "path/to/dissolve"
outfn = "output/path/basic/dissolve"
#basic dissolve: dissolve all features into a single feature
processing.run("native:dissolve", {'INPUT':infn, 'OUTPUT':outfn})
属性値に基づく融合
より高度な例として、属性値に基づいて特性を融合する方法があります。たとえば、バッファ化された道路ネットワークでは、すべての州間バッファを1つの特性、すべての州道を別の特性、市道を別の特性として融合することができます。
import processing
infn = "path/to/dissolve"
outfn2 = "output/path/value/dissolve"
#dissolve features based on values in an attribute table field
processing.run("native:dissolve", {'INPUT':infn, FIELD:['GRID_CODE'], 'OUTPUT':outfn2})
バッファ計算中の融合
処理ステップを節約し、コードを少なくするために、バッファ処理ツールを呼び出し、バッファ結果を融合することができます。これを行うには、Python辞書のDISSOLVE入力引数をTrueに指定するだけです。
import processing
#input and output file names
infn2 = "path/to/buffer/then/dissolve"
outfn3 = "output/path/buffer/dissolve"
#dissolve buffer output into a single feature
processing.run("native:buffer", {'INPUT':infn2, 'DISTANCE':20, 'DISSOLVE':True, 'OUTPUT':outfn3})
以上の例からわかるように、PyQGIS APIはPythonを使用して複雑なアルゴリズムや処理ツールを自動化するのに非常に便利です。これらのテクニックを活用することで、地理空間データの解析と操作がより効率的になります。.