Quartoは、Markdownとコード(Python、Rなど)を含むプレーンテキストソースファイルを、ウェブサイト、書籍、スライド、ジャーナル記事などの公開形式にレンダリングする方法です。Quartoは、Jupyterノートブックと組み合わせて使用することで、柔軟なオプションを提供し、単一のソースドキュメントから高品質な記事、レポート、プレゼンテーション、ウェブサイト、書籍をHTML、PDF、MS Word、ePubなどの形式で生成することが可能です。

Quartoは、Markdown内の実行可能なPythonコードブロックをサポートしています。これにより、出力を生成するために必要なPythonコードがドキュメント自体の一部となり、ドキュメントがレンダリングされるたびに自動的に再実行されます。以下に、Quartoでレンダリングする際に実行されるPythonコードブロックの簡単な例を示します。

#| label: fig-polar
#| fig-cap: "A line plot on a polar axis"
import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt

r = np.arange(0, 2, 0.01)
theta = 2 * np.pi * r

fig, ax = plt.subplots(subplot_kw = {'projection': 'polar'})
ax.plot(theta, r)
ax.set_rticks([0.5, 1, 1.5, 2])
ax.grid(True)

plt.show()

このコードブロックの上部にある特別なコメントは、図を相互参照可能にするセルレベルのオプションです。

Quartoは、任意のMarkdownドキュメントに含まれる実行可能なコードブロックの計算を自動的に実行します。たとえば、上記の例は、以下のようにさまざまな形式にレンダリングできます。

quarto render document.qmd  # all formats
quarto render document.qmd --to pdf
quarto render document.qmd --to docx

Quartoは、Jupyterノートブック(.ipynb)もレンダリングできます。

以上の情報を基に、QuartoとPythonを用いてJupyterノートブックを強化し、より高品質なドキュメンテーションを作成することが可能です。この強力な組み合わせを活用して、あなたのデータ分析とレポート作成を次のレベルに引き上げてみてください。.

投稿者 admin

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