Ubuntu 22.04 LTS (Jammy)にPython 3.11をインストールする方法を説明します。Python 3.11は、Python 3.10よりも最大60%高速なバージョンで、Ubuntu 18.04 (bionic)とUbuntu 20.04 (focal)でも動作します。
Python 3.11のインストール
まず、deadsnakes PPAをリポジトリリストに追加します。
$ sudo add-apt-repository ppa:deadsnakes/ppa
次に、Python 3.11をインストールします。
$ sudo apt install python3.11
インストールが完了したら、ターミナルウィンドウでpython3.11
を入力します。Pythonシェルにアクセスできれば、インストールは成功です。
デフォルトのPythonバージョンをPython 3.11に変更
Python 3.11をインストールした後でも、デフォルトのPythonバージョンは以前のもののままかもしれません。以下のコマンドで変更できます。
$ sudo update-alternatives --install /usr/bin/python python /usr/bin/python3.11 1
これで、Pythonのバージョンをテストすると、3.11になっているはずです。
$ python --version
Python 3.11.0rc2
Python 3.11のためのサポートパッケージのインストール
Pythonプロジェクトでは、他の多くのパッケージが正しく動作するために必要となります。これらのサポートパッケージには、python-dev、virtualenv、distutilsなどが含まれます。以下のコマンドでそれらをインストールします。
$ sudo apt install python3.11-dev python3.11-venv python3.11-distutils python3.11-gdbm python3.11-tk python3.11-lib2to3
以上で、Ubuntu 22.04 LTS (Jammy)にPython 3.11をインストールする方法の説明を終わります。これらの手順に従って、Python 3.11を正しくインストールできるはずです。.