Yoctoプロジェクトは、組み込みLinuxイメージをビルドするための強力なツールです。Pythonはその中でもよく使われる言語で、特に製品開発の初期段階で評価やアイデアの検証を行う際に利用されます。
この記事では、Yoctoプロジェクト内でPythonとRequestsをどのように使用するかについて説明します。
Python3をイメージに含める
Python3をイメージに含めるには、local.conf
に以下の行を追加します。
IMAGE_INSTALL:append = " python3"
これにより、イメージを再ビルドするとPython3が含まれます。
Pythonモジュールを追加する
Yoctoプロジェクトの環境では、利用可能なPythonモジュールを確認したり、提供されていないPythonモジュールを追加したりすることができます。
例えば、requests
というPythonモジュールを追加するには、以下のコマンドを使用します。
pip3 install pipoe
pipoe -p requests
これにより、requests
モジュールがYoctoプロジェクトの環境に追加されます。
まとめ
Yoctoプロジェクトは、組み込みLinuxイメージをビルドするための強力なツールであり、Pythonとそのモジュールを簡単に追加することができます。これにより、組み込みシステムの開発がより柔軟で効率的になります。