Visual Studio Code (VS Code) は、Pythonの開発に非常に便利なエディタです。特に、Pythonスクリプトを引数付きで実行する機能は、開発者にとって重要なツールとなります。
引数付きでPythonスクリプトを実行する方法
VS CodeでPythonスクリプトを引数付きで実行するには、launch.json
ファイルにカスタム設定を追加することが一般的です。しかし、毎回 launch.json
ファイルを変更するのは面倒な作業です。
VS Codeは一つの launch.json
ファイルしかサポートしていませんが、複数の設定をデバッグペインのドロップダウンリストに表示することが可能です。この設定を利用することで、異なる引数を使用したい場合でも、launch.json
ファイルを毎回変更する必要がありません。
以下に、launch.json
ファイルに引数を追加する方法を示します。
{
"version": "0.2.0",
"configurations": [
{
"name": "Python: Current File with my args",
"type": "python",
"request": "launch",
"program": "${file}",
"args": [ "--username", "Jeremy", "--account", "Stackoverflow" ],
"console": "integratedTerminal"
},
{
"name": "Python: Current File with UserName arg",
"type": "python",
"request": "launch",
"program": "${file}",
"args": ["${env:USERNAME}"],
"console": "integratedTerminal"
}
]
}
この設定を追加した後、Pythonスクリプトの最初の行にブレークポイントを設定し、F5キーを押すか Run > Start Debugging
を選択することで、デバッグを開始できます。
注意点
デバッグボタンをクリックしてスクリプトを実行した場合、引数は渡されません。しかし、Run > Start Debugging
を選択するか、そのショートカットキーである F5 を押すと、引数が正常に渡されます。
以上が、Visual Studio CodeでPythonスクリプトを引数付きで実行する方法についての説明です。この情報が皆さんのPython開発に役立つことを願っています。.