Pythonのコードを整形するためのツールとして、Blackが人気を博しています。特にVSCodeの拡張機能として利用できるようになったことで、より手軽に利用できるようになりました。
Blackフォーマッタのインストール
まずはBlackのインストールから始めます。以下のコマンドを実行してください。
pip install black
VSCodeの設定
次に、VSCodeの設定でBlackをデフォルトのフォーマッタとして設定します。VSCodeの設定を開き、「python formatting provider」を検索し、ドロップダウンメニューから「black」を選択します。
また、「format on save」を検索し、「Editor: Format on Save」オプションを有効にします。これにより、Pythonファイルを保存するたびにBlackが自動的にコードを整形します。
Blackの設定
Blackの設定は、VSCodeの設定ファイル(setting.json
)に記述します。以下に設定例を示します。
{
"[python]": {
"editor.defaultFormatter": "ms-python.black-formatter",
"editor.formatOnSave": true
},
"black-formatter.args": ["--line-length=120"]
}
ここでは、editor.defaultFormatter
にBlackのフォーマッタを指定し、editor.formatOnSave
をtrue
に設定しています。これにより、Pythonファイルを保存するたびにBlackが自動的にコードを整形します。
また、black-formatter.args
にはBlackのオプション引数を指定します。ここでは、最大行長を120文字に設定しています。
以上で、VSCodeでPythonのBlackフォーマッタを活用する設定は完了です。これにより、Pythonのコードをより美しく、統一感のある形式で記述することが可能になります。