MySQLで日付と時刻を格納するためのDATETIME型とTIMESTAMP型は似ていますが、いくつかの重要な違いがあります。
- 格納される範囲:
- DATETIME型は1000-01-01 00:00:00から9999-12-31 23:59:59までの範囲をサポートしています。
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TIMESTAMP型は1970-01-01 00:00:01から2038-01-19 03:14:07(2038年問題)までの範囲しかサポートしていません。
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タイムゾーンの処理:
- DATETIME型はデータが保存されたタイムゾーンを考慮しません。つまり、格納された時点の情報そのままです。
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TIMESTAMP型は格納と取得の際にMySQLのタイムゾーン設定を考慮して処理されます。これにより、異なるタイムゾーンで動作するアプリケーションでも一貫性が保たれます。
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自動更新のサポート:
- TIMESTAMP型はデータが更新されると自動的に現在のタイムスタンプに更新される機能があります。これはデフォルトで
DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP ON UPDATE CURRENT_TIMESTAMP
として定義されています。 - DATETIME型にはこのような自動更新の機能がないため、手動で更新する必要があります。
どちらを使用するかはプロジェクトの要件によります。データの範囲やタイムゾーンの考慮、自動更新の必要性などを考慮して選択すると良いでしょう。