Pythonの開発において、単体テストはコードの品質を保証する重要な工程です。今回は、VSCodeとpytestを用いたPythonの単体テスト実行とカバレッジ可視化について解説します。
環境設定
まず、VSCodeとPython、pytestがインストールされていることを確認します。VSCodeのPython拡張機能も必要です。
プロジェクトの準備
適当なディレクトリを作成し、その中に以下のようなファイル構成でPythonのコードとテストコードを配置します。
(root)
hello.py
tests
__init__.py
test_hello.py
VSCodeの設定
VSCodeでpytestの設定を行います。コマンドパレット(macOSの場合、cmd + shift + p)を開き、「Python: Select Interpreter」を選択して使用するPythonを決定します。
次に、コマンドパレットから「Python: Configure Tests」を選択します。ここでpytestを選択し、テストコードが入っているディレクトリを指定します。
テストの実行
設定が完了すると、VSCodeのサイドバーにテストエクスプローラーが表示されます。ここからテストケースを選択して実行できます。
カバレッジの可視化
VSCodeの拡張機能「Coverage Gutters」を利用することで、テストカバレッジを可視化できます。
以上で、VSCodeとpytestを用いたPythonの単体テスト実行とカバレッジ可視化の設定と実行が完了です。これらのツールを活用して、Pythonコードの品質を確保しましょう。